輪廻を見つめてみる

南無妙法蓮華経

高速で駆け抜ける様に感じる時間や、夜空に広がる星の輝きや、潮騒とその香りや、量ることの出来ない全てに思いを馳せる時、私の命がほんのわずかで、瞬きすら満たない、時にもならない、数にもならない、ガンジス河の砂の一欠片の様な命が、あと少しだけこの地球に住む事をゆるされる間の事。その事が頂いた今の命。

そんな、ほんのわずかの間の事なのに、民が汗水垂らして働いて納めた紙を湯水の如く使って、山を削り、森を壊し、美しき珊瑚の海に赤土を流し込み、飛んで来るかもしれない爆弾のために、当たるかどうかもわからない撃ち落とす機械を買い、不良品の飛行機を買い、そんな戯れを繰り返す。

たとえば、隕石だっていつ飛んで来るかわからない。

でっかい隕石が飛んできて、海や大地にめり込んで地殻津波がおきたらとか、超新星爆発の限り無い放射線が地球に降り注ぐとか、そんな事を想像する事もできる。

そんな一貫の終わりもあるというのに。


日本全体の海岸にへばりついている、数々の原子力発電所は、いつかまた事故を起こさないとも限らないとか、人口減少とか、放射能汚染とか、自死、交通事故、殺人、強姦、詐欺、泥棒、物言わぬ信仰宗教、国中が問題だらけで、ずーといつになっても終わらない問題をほとんど解決しないまま、また次の問題が起きる事とか。

どれをとっても、全く他人事で、いかにも尤もらしく、貴方の為だと言いながら、我が執着を離れずして誰の為でもあらず、只、我の為。

選ぶ手の数のみに魂を放り投げ、我が魂のみならず、身も心も土も民も、全て丸ごと、紙切れにすり替えて、愈々、命の水までも。

交差する価値の時代の分岐点。

あと何度か、時代の危機を乗り越えて、本当の意味で人類が、それぞれの命の目的を果たし生き抜いて、一旦輪廻の輪から飛び抜けて、名のある如来になる遥か彼方の今その時に、本当の原因と、本当の結果と、本当の国土を始めて知って、信じて生きる事ができるその日まで、繰り返し繰り返し、南無妙法蓮華経をお唱えして、生まれ変わり死に変わりして居りたいと思っている。

南無妙法蓮華経

立正安国、世界平和

脱原発を祈ります。

 

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